産後の女性には、思わず叫びたくなるような
3つの “危機” があるんです。

「もう、どうしたらいいの!?」――― 心身の危機

産後の現実出産すると女性は身体も心も大きく変化します。

赤ちゃんが出てくるだけでなく、胎盤が子宮から剥がれて排出されることにより、出産後の子宮や産道は傷ついています。子宮からの出血も1ヶ月続きます。
骨盤や股関節がゆるんでうまく歩けなかったり、尿モレや乳房のトラブルも。

また、赤ちゃんと自宅にこもっていると「今日は誰とも会話しなかった……」という日も。社会と切り離されたような孤独感、自分の時間がない余裕のなさ、それらの苦しみを夫に理解してもらえない寂しさ……

期待していた「赤ちゃんとのハッピーな生活」と「現実」とのギャップは想像をはるかに超えます。

 

「母親になんてならなければよかった!?」――― 社会的な危機

9942a5e9e28c68cd1019bbbd471b28c6_r「母親」になったことで、人生や価値観までもが変化し、自分を取り巻く環境も変わっていきます。

妊娠中も同じように、お腹の中で赤ちゃんを育てるために身体が変わり、気持ちも不安定になります。妊娠中は妊婦をフォローするシステムが公的にも整っていたり、周りの人も気づかってくれます。

しかし、赤ちゃんが生まれると一転、公的な保障やサービスはすべて赤ちゃんへ集中し、出産しカラダも心も不安定な母親へのフォローは今の日本ではほとんどありません。

それどころか、産後の女性の心身の不安定な状態や、置かれている厳しい環境はほとんど知られずにここまできました。

「どうしてわかってくれないの?」――― 夫婦の危機(産後クライシス)

夫婦クライシス社会的にも知られていないということは、家族やいちばん身近なパートナーはもちろん、出産した産後の女性自身も産んでみて初めて知ることになるのです。

出産した本人ですら初めてのことだらけで戸惑います。2人目3人目も、上の子がいて、さらに赤ちゃんがいる生活が始まるという点では初めてのことだらけです。

産後の妻がどんな状況に置かれているか事前に知ることのない夫が、妻の気持ちを察することはできません。

「大変さをわかってほしい」「もっと育児にかかわって欲しい」「助けてほしい」けど、それをうまく表現できず、ケンカ腰なってしまう妻と大変さを察することのできない夫の気持ちは、育児のあわただしさで、じっくり話し合うこともできず、どんどんすれ違うばかり。

 

あなたも、孤独や不安を抱えていませんか?

こうしてツライ身体を抱えたまま、産後の女性は「お母さんにならなくちゃ」「ママになったんだから」と、育児を一人で抱え込んでしまいます。

赤ちゃんが産まれてハッピーなはずなのに、その一方で孤独を感じるケースは少なくありません。さらに、その孤独な想いを、周りに悟られないように表面上では幸せそうに取り繕う・・・・そんなちぐはぐな想いで産後を過ごす女性はたくさんいます。

「産後うつは10人に1人」「虐待死の48%が0歳児」

これが、日本の産後の現状です。

 

だからこそ必要な、”産後ケア”

心身ともに不安定な状態のまま、育児という重圧を背負い、ひとりで抱え込めば身体も心も悲鳴を上げてしまうのは無理もありません。

そしてその矛先は、母親といつも一緒にいる赤ちゃんに。

「虐待死の48%が0歳児」

この数字は、産後の心身ともに不安定で厳しい状況に置かれた母親たちと無関係とは言い切れないと言えるでしょう。

日々、幼児虐待や育児放棄のニュースが後を絶ちません。その度に父親やその背景が見えないまま、母親だけが責任を問われ、人間性までもが取りざたされます。

そして、悲しいことに同じ産後の母親だけは心の中で思うのです「これは他人ごとではない」「私も一歩間違ればこうなる」と。

こうしてみると、産後うつ、虐待、育児放棄、産後クライシスは母親の性格や人間性に問題があるからではなく、産後の母親の心身の健康へのサポートが全くないというのが問題だということが浮き彫りになってきます。

 

産後の女性が笑顔で過ごせれば、
夫や子どもたちにも笑顔が広がります。

お産がもう一つのお誕生日

子育てや、家族との健全なコミュニケーションは、健康な身体があってこそできるもの。

産後1カ月(さんじょく期)を過ぎたら、まずは身体のケアをし、育児に必要な体力を取り戻します。体力がつけば自分の心境や母となったこれからの人生としっかり向き合えるようになります。

心のケアも同時に行うこととで、母となった自分を受け入れ、自分と言う一人の女性の人生を自信を持って踏み出せるようになるのです。

赤ちゃんだって、言葉こそわからないかもしれませんが、毎日つらそうでいらいらした「ママ」を見るより、自分の人生を愉しんでいるイキイキとした母を見ていたいでしょう。

夫だって愚痴やケンカよりも、本当は仲良くしていたいのでしょう。

でもそこには、やはり産後に適切なケアがあってこそ。

産後のケアは、産後の女性はもちろんその先の人生や夫や子どもたち、そして、仲間や友人、地域社会へ、さらには未来へとつながっていきます。

 

産後ケアを誰もが知っていて、当たり前である社会にしたい

今、目の前にいる子どもたちが成長し、親となった時・・・。

充実した、豊かな産後ライフを当たり前におくることができるように。

今、あなたができることから始めてみませんか。あなたがやってみる、それは子どもたちの将来につながるのです。

サンゴリンクは、母となった産後の女性が自分とつながり「母以外の自分」と出会い、ひとりの女性として自信を持って歩いていけるサポートや、産後を通じて人や地域、社会とリンクできるよう、サポートをしていきます。

知っていると知らないは大違い、やってみないと変わらない。
まずは、できることから取り組んでみませんか。

自分の人生を歩きたい、そんなおもしろく素敵な人と出会えることを楽しみにしています。

さんごリンクの3つの柱と教室の内容はこちらから

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