「双子のママだから、諦めることはない」繋がる産後ケアのバトン

産前産後の心と体を心地よく。
長岡の産後セルフケアインストラクター内山麻理子です。

新潟桜木教室は、開講した2年前から双子ちゃんの受講が続いています。新潟市では多胎児の出産をする病院が数件ということで、双子を妊娠した妊婦さんが限られたところで出産するのは自然な流れのようです。加えて、多胎児を妊娠した場合、出産前後に入院するケースが少なくなく、長期に渡って入院していると仲良くなるらしい。多胎児に限らず、出産前後に同時期に入院しているとお互いに励ましあう同士のような感じになるんだそうです。産後も連絡を取り合っているという話をよく聞きます。

 

今月も、産後ケア教室には産後ケアバトン制度を利用して、双子ちゃんの母が受講中。双子母仲間から教室のこと、産後ケアバトンを教えてもらったそうです。嬉しい限りです。

 

マドレボニータでは、産後ケアバトンを利用してくださった方に、受講後のアンケートをいただいています。そのアンケートでよく見かけるのが「双子のママになって自分のことは何もできないと諦めていた」という声です。赤ちゃん一人を産んでもそう思うことがあるくらいなので、二人ともなるとそう思うのもなおさらです。

でも、だんだん元気になってくると「諦めることはない」と思得るようになってくるそうです。

もう一つ、「諦めたくないから、体力をつけたいんです!」という声。そこには希望があるんですよね。

そんな希望を持っていても、実際に二人を連れて外出をするのはハードルが高く、産後何ヶ月も一歩も外に出ずに過ごす人は少なくありません。さらに、双子を抱えて何かに取り組むには、もっと厳しくハードルが高く、双子という理由で断られることもあるそうです。

 

産後ケアバトン制度は、そんな母たちに利用してもらうためのものです。

 

多胎児の場合は、介助ボランティアのサポートの方と一緒に受講します。時にはランチも一緒に行きます。誰かの手をどんどん借りる練習にもなります。それに、双子ちゃん母たちは委ね上手なので、サポートに入る方もとっても嬉しそうです。実は、助けてもらうことは誰かを助けることになるのだなとも思います。

また、そうやってサポートしてもらった双子母が、しばらくして別の双子母のサポートをすることも、少なくありません。そうやって、どんどん繋がって助け合っていける関係ができあがっていくのって、素晴らしいなと思うのです。

ちなみに、介助ボランティアをしてくださる方は、自ら手を上げてくださる人たちばかりで、私も助けてもらっています!

私も産後ケアバトン制度を通じて、たくさん学ばせていただいています。時には、介助ボランティアさんを見つけることができなくて、焦ることもあります。でも、多胎児の母たちに「やっぱり諦めなくちゃいけないんだ」って思わせたくない。せめてこの場に来たいと思ってくださった方には、応えたいんです。もちろん、なんでもできるわけじゃないですけど。

でもね、私一人じゃできないことも、誰かの力を借りればできることがあるんだってわかったんです。介助ボランティアの方々や、この活動を応援してくださる方達とやりとりしていく中で実感するんです。子育てを楽しくするのって、こうした繋がりも大事な思うんです。社会の中で子供を育てるってそういうことなんじゃないかなって思うんです。

力の貸し借りではなく、バトンをパスする。誰かを助けることが、自分の力になる、すごくいいと思いませんか。

 

 

 

この記事を書いた人

内山 麻理子
内山 麻理子
マドレボニータ認定 産後セルフケアインストラクター
1974年、新潟県小千谷市生まれ。夫・長男・次男の4人家族。
自分の生き方を問われた第1子、体力の低下と夫婦関係に悩んだ第2子の出産を通して、産後のボディケア&フィットネス教室に参加。生き方が180度変わった自身の経験から、産後にこそケアが必要と実感。2011年、マドレボニータ認定 産後セルフケアインストラクターになり、東京で産後のボディケア&フィットネス教室を多数開催。2013年より新潟県長岡市に転居し、産後ケアの拡大を決意して活動中。社会福祉主事任用資格保持。
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