ママは我慢するもの?子どもが生まれたら自分のことは後回し?

ママは我慢するもの?子どもが生まれたら自分のことは後回し?

産前産後の心と体を心地よく!
長岡の産後セルフケアインストラクター内山麻理子です。

今年の4月で新潟桜木教室は3年目を迎えます。桜の時期になると教室開講したことを思い出し、今年もこうして続けていられることがとても嬉しく感じます。

今月は、マドレボニータ認定産後セルフケアインストラクターの更新月で、これまでの振り返りをしました。急激な変化はないけれど少しずつ私たちが広めていきたい「産後ケア」が広まってきていることを実感します。

産後は「母」という一面を持ち、新しい生活の土台を作る時期。新たな自分のあり方、パートナーシップ、働き方を見つめ直すことで、より豊かな人生を歩んでいけるステップを踏む。そのための体と心をケアする、それが私たちが広めたい産後ケアです。

 

さて、ここ数日

「子ども優先」

「やりたいことを我慢する」

「自分のことは置いといて」

「好きなことができない」

という言葉を、立て続けに見聞きしました。そして、

「我慢していたことがストレスとなってモヤモヤしていたことに気がついた」

「母になってもやりたいことをやっていいと思ったら、楽しくなってきた。」

「子どもにも笑顔でいられるし、豊かでいられる。」

「視野が、夢が、広がった!!」

という言葉も、たくさん聞きました。ちなみに、今週の産後ケア教室でも、そこがメインテーマでした。この「母親にやりたいことを諦めることばかり」という思い込みから抜け出せるかどうかは、産後の人生を豊かにするかどうかの大きな差だとつくづく思いました。

ここでいう我慢しない、やりたいことをするというのは、好き勝手にするとか、わがままを通すということではなく、やりたいことを押さえ込まない、認める、その上でどうしたら実現できるか?家族や子どもたちにどういう姿を見せたいか?ということを考え実行すること、なんです。

 

同じぐるぐるを考える日々

私も、妊娠する前は「子どもを産むまでは好きにさせて欲しい。母親になったら子どもに全てを注ぐから!!!」と、夫に豪語していました。どの口が!

出産してからもしばらくもそう思っていました。でも出産して赤ちゃんと家の中で過ごす時間が長くなり、あれもこれもこれまでと同じようにできないことが日々増えていくと、だんだんと得体の知れないモヤっとしたものが心に棲みつきはじめました。

窓の外を眺めては「・・・・・・。」(←言葉にならないのよ。)

この「・・・・・・・」。には

この子は可愛い。たまらなく可愛い。けど。けど、なんだろうこの空白というか、ぽっかりと胸に開いた穴は。何がしたいんだろう、私。仕事に早く復帰したいけど、出産して体型も変わって、なんだか顔も変わってしまったような。いまいちパッとしないまま復帰するのは嫌だな。ブランクもあるし。私の戻る場所はあるかな〜。あー夕ご飯何にしよう。てか、この子いつ寝るの?今日は寝てる間に夕ご飯とお風呂掃除をやりたいんだよね〜。洗濯もたたんでいない。てか旦那、今日も遅いのかなーーー。でも寝たい、昼寝したい・・・。アーーー、母親ってこういうもんなのかなー。散歩でも行こうかな。でも、この人(赤ちゃん)が眠くなったらおんぶして買い物行こうかな。でも家に帰ってきて、起きたらご飯作れないし、今行こうか?ああああー。仕事復帰できるかな。保育園どうしようか、そもそも入れるのかな?????・・・・・。・・・・・。

てなことを、ぐるぐるグルグルぐるぐるグルグルと毎日考えてしまうのです。

 

私にだって飲みにいく権利はある!

でも、ある3月に夫の飲み会が3件入ったのをきっかけに「ええええ?私だって、飲みに行きたいよ!親になったのは夫も私も一緒!私にだって、いく権利はある!」と思い立ちます。夫ばっかりずるい!なんてね。(笑)

またある時。母親になったら何でもかんでも我慢してというのは、私は無理だな。そもそも、母親になるために生まれてきたんじゃなくて、私は私の人生は私のためにあって、子どもを産み育てることはその一部なんだと気がついたんです。これが、かなり衝撃的でした。

そう思った時に、ふっと肩の力が抜けて、急に楽しくなったんですよね。それから、本を買って電車通勤の途中で読むようになったり。漫画本をまた読むようになった。お母さんって、なんだろうなってよくよく考えるようになった。もともと理想とかそんなものはなかったし、オリジナルで行けばいい思うようになった。

「母親としての将来」から、「私の将来」に視点を切り替えた瞬間に、頭が真っ白になったのもその頃。

何も見えない将来に、愕然としたけれど、でもよかったと思っている。なぜなら、このままじゃ嫌だと思ったし、それから自分が何者でどうやって行きていけばいいかという意識が加わり、模索しながらも母親という新しい側面を持った「新たな私」の人生を歩み始めることができたから。

 

こんなに私がやっているのに!からの解放

もちろん、なんでも好き勝手できるとは限らない。一歩引かなければならない時もあるし、ここは子ども優先というところもある。でも、できることだってある。母親じゃなくてもいい時もある。意外とある。母親じゃない方がいい時もある。

そして、いつも思うのは親としてどうか?という局面に立たされた時に、最終的に決めるのは親としてよりも「私」ならどうするか?その視点で物事を判断し、選択できるかどうか?なんじゃないかなと。普通は「お母さん」こうでしょ?という視点が入ってくると、冷静に判断できなかったり、後で後悔したりすることが多いことにも気づいた。間違うこともあるし、失敗もあるし、落ち込みもする。でもね、いいの、自分が選択して決めているから!!

これがね、我慢して子どのためにとか(夫のためにも同じですね)思ってやっていると、思い通りにならなかった時に「あなたのためにやってあげているのに」「私がこんなに我慢しているのに」とかってなっちゃう。

バランスが難しいのだけれど、でも、どっちかに偏りすぎずに、いい塩梅で自分のことと家族のことができるようになると、「私ばっかり!」から解放されると思うんです。

そのいい塩梅を培える時期が、まさに産後だと思うのです。

 

産後ケアを始めるなら

■赤ちゃんと始める!「産後はじめてのカラダケア講座」5月について

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この記事を書いた人

内山 麻理子
内山 麻理子
マドレボニータ認定 産後セルフケアインストラクター
1974年、新潟県小千谷市生まれ。夫・長男・次男の4人家族。
自分の生き方を問われた第1子、体力の低下と夫婦関係に悩んだ第2子の出産を通して、産後のボディケア&フィットネス教室に参加。生き方が180度変わった自身の経験から、産後にこそケアが必要と実感。2011年、マドレボニータ認定 産後セルフケアインストラクターになり、東京で産後のボディケア&フィットネス教室を多数開催。2013年より新潟県長岡市に転居し、産後ケアの拡大を決意して活動中。社会福祉主事任用資格保持。
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